俺たちの青春の半分は恋でできている ~信じてますか? 運命の恋~

***


「どうした、夏目。なんかあった?」

「オレ? いや、別に?」

 翌朝、春田にじっと顔を覗き込まれ、すっと顔を逸らしてとぼけて見せる。


 意外と鋭いんだな、こいつ。

 いや、いろいろ鈍すぎんだろっ! ってツッコミたいところ満載な男ではあるんだけども。


「ひょっとして、あのお土産、渡せなかったとか?」

「あー……あれは渡すのやめた。けど、他のもんはちゃんと渡したから」

「え、あれ結局渡さなかったのかよ」

「まあ、いろいろ考えた結果?」

「ふうん、そっか。ま、夏目がちゃんと考えて決めたんならいいんじゃね」


 春田のヤツ、なんでもないふうに言ってはいるけど……これはさすがに訳アリだって悟られたよな。


「……ちょっとさ、このまま好きでいていいのかなー、なんてオレなりに考えてる感じ?」


 今までのダチにはなかなか言えなかったような弱音も、こいつにならすっと吐き出せる。

 オレと同じで、現在進行形でもがき苦しんでる同志だから……なのかもな。