俺たちの青春の半分は恋でできている ~信じてますか? 運命の恋~

 はぁ~、今日の大阪自由行動、めっちゃ楽しかったなぁ。


 広い湯船で、ぐいっと伸びをする。


 結局今日一日同じ部屋の三人と一緒に行動することになった。

 彼女持ちの冬島だけは別行動かと思ったら、「向こうは向こうの楽しみ方がある。それを邪魔するつもりはない」だって。

 すごいよな、冬島。

 彼女持ちの余裕……いや、そうじゃない。

 そういうヤツだからこそ、きっと彼女がいるんだ。


『そんなデリカシーのない男だからフラれるって、いい加減気づきなさいよね』


 出発前の朝、栞奈に言われた言葉が改めてグサッと胸に突き刺さる。


 ほんと、その通りだ。

 一番大切なことに、ようやく気づけたような気がするよ。


「春田、秋山。先上がって、ちょっと土産物コーナー見に行ってくるわ」

「わかったー。俺もあとから行く」


 冬島はこういう大浴場がどうも苦手らしく、今日も一人で部屋の風呂……というかシャワーを使っている。


「先に部屋に戻ってるね」という秋山と別れ、二階にある土産屋に向かおうとして――間一髪、廊下の曲がり角に身を隠した。