俺たちの青春の半分は恋でできている ~信じてますか? 運命の恋~

「うぅ……そうだよ。うらやましいんだよお~。俺の運命の相手はどこにいるんだよ~~!!!!」

 俺の魂の叫びが、狭い部屋の中にこだまする。


「そんなに彼女ほしいんなら、オレらが力になってやるって。だから元気出せ。な!」

 夏目が俺のベッドの端に腰かけると、俺の肩をトントンと叩く。


「なにができるかはわからないけど、僕も相談くらいには乗るよ」

「俺にできることがあれば、いつでも言ってくれ」

「……なんだよ、おまえら。なんでそんなに優しいんだよお」


 あー本気で泣きそう。

 十回目だからって、失恋が平気になるわけじゃない。

 むしろ、一生運命の相手なんかに巡り会えないんじゃないかって、本気で思い始めてるくらいだ。


 ぐいっと目もとを拭うと、のそりと上半身を起こす。

 そんな俺の肩を、夏目ががしっと抱いた。


「よしっ。そんじゃ『春田桜輔に彼女を作る会』結成だな!」

 そのまま俺の肩をバシバシ叩きながら、夏目がニッと笑う。


「……ごめん、夏目。率直な感想言っていい?」

「なんだ? なんでも言ってみ?」

 夏目が、ホメられるとでも思っているのか、ワクワクした顔で俺を見る。