俺たちの青春の半分は恋でできている ~運命の恋って信じてますか?~

「まあ、そうだったのかもしれないな」

「そうだったのかもって、なんだよそれ」

「付き合おう、みたいな直接的なやりとりをした覚えがない」

「え、それってほんとに付き合ってんの? じゃあ、好きって言い合うとかさ、ほら……そういう、なんつーか、付き合ってるカップルがしそうなこと? とかしたりしてるわけ?」


 ……って、俺は誰に向かってこんな質問してんだよ!

 相手は風紀委員長様だぞ。


「……それを聞いてどうするつもりだ?」


 案の定、冬島にジトッとした目を向けられて、超居心地悪いんだけど。


「べ、別に言いふらしたりするつもりじゃねーからな⁉ オフレコってヤツだよ。それが一応こういう場での礼儀ってもんだろ?」

「……特に変わったことはしていないと思うが。高校生なりの付き合いをしているだけだ」


 ……それってやっぱ、手つないだり、きっ……とかはもちろんしてるっつーことだよな?

 ひょっとして、それ以上も……。


「はぁーー……聞かなきゃよかった」

 あまりのショックに、ベッドにバタンと倒れ込む。


「聞いておいて『聞かなきゃよかった』は失礼だろうが」

 冬島が若干ムッとした声で言う。


 いやまあ、そうなんだけどさあ。


「まあまあ。ケンカしないでよ、二人とも」

「ケンカをしているつもりはない」

「春田はうらやましいんだよな! 冬島のことが」


 夏目ぇ、それフォローになってないから。