俺たちの青春の半分は恋でできている ~運命の恋って信じてますか?~

 金髪にバッチリメイク、スカート丈は……まあ、目のやり場に困るよなあって感じ。

 ガチギャルで、全身違反だらけのヤツだぞ⁉

 しょっちゅう生徒指導室にも呼び出されてるって話だし。

 いやその前に、夏目の取り巻きの一人だと思ってたんだけど⁇

 どうやったら冬島と如月がそんな関係になるんだよ。

 天と地がひっくり返ったってありえないだろ、普通。


「おまえさあ、それ、ダマされてね? 金巻き上げられたりしてねえの? なんかアイツ、ヤバいヤツらともつるんでるってウワサ聞いたんだけど」

 夏目が遠慮がちに口にする。


「人を見た目で判断すべきじゃない」

 冬島にギロリと睨まれ、夏目が思わずぶるっと身震いする。


「そ、そうだよな。悪い」

「が、ヤバいヤツらとつるんでいたというのも間違いじゃない」

「そ、そうなのか? で、おまえは大丈夫なのかよ」

「大丈夫だ。問題ない」

 冬島はどこまでも淡々と受け答えしている。


 いや、さすがの俺でも、そんな訳のわかんねーヤツらとつるんでるような女と付き合いたいとは思えないわ。


 けど、冬島はきっと強いんだろうな。

 もちろん武闘派ってわけじゃなく、心が。

 そういうヤツらにとっちゃ、冬島みたいなタイプが一番怖いのかもしれない。


「すげーんだな。尊敬するわ、冬島のこと」

 俺がしみじみとした口調で言うと、冬島がすっと俺の方を見た。