「ねえ」 「なに」 「もし私がほんとに死んだらさ」 亮哉の表情が、ほんの僅かだけ固くなる。 伊織は続ける。 「宇野くん、どれくらい引きずる?」 亮哉は少し考えるふりをした。 「……三⽇は寝不⾜。」 「短っ。」 「でも」 伊織を⾒る。 「その後も、屋上来るたび思い出すと思う。」