わ・あ・あ・あ・あ――――。 「シーリ!」 駆け出した。脇目もふらず。 間に挟むテーブルや椅子になどぶち当たるのも気にせず、一直線に――。 喉から迸ったその叫びは……いったい、どちらのものだったのか。 気付けば、私はあの時と同じ黒い聖力を纏い、短い刃をその手に生み出していた。 ――肖像が迫る。 壊れそうなくらい強く握り締めた腕を、私はあの時アンジェリカにしたのよりもっと激しく。 ――振り下ろす。 「やめろ」