共依存の悪魔

<さらに1年後、イステルの喫茶店>

カラン、カラン、

イステル
「いらっしゃいま…!」

マスター
『久しぶり。』

ルーシャ
『お姉ちゃん!久しぶり!』

イステル
「マスター!ルーシャ…!って、3日空いただけでしょ?毎日来てくれるのは嬉しいけど。」

ルーシャ
『今回のモンスター討伐に少し手間取って、現地に何泊もすることになったの。』

マスター
『1年も経ってないのに、ルーシャの成長は大したものだよ。そろそろ中級の依頼を任せたいくらいでね。』



ルーシャ
『マスター!私、お姉ちゃんより強くなりました?』

マスター
『うーん…どうだろうね…(チラッ…!)。』

イステル
「マスター!私に気を使ってるのバレてますから!」

マスター
『いやー…ここのウインナーコーヒーは美味しいなぁ(汗)』

イステル
「はいはい!ありがとうございますぅ!」

あの後、ルーシャは早々に実家を出て、私と同じ街で一人暮らしを始めた。

心配していた手足のケガは、すっかり治ったらしい。

ルーシャはさっそく組合に登録し、実力はさっきマスターが私に気を使った通り。

「お金が貯まるまで私の家に住んだら?」と提案したら、ルーシャは『1人で生活してみたい』と固辞した。