共依存の悪魔

マスター
『何と!あんなに強かった彼が…人の命は儚いね…。』

イステル
「お母さんは?ルーシャは?今どうしてるんですか?!」

マスター
『申し訳ない、急いで手紙だけ預かってきたから、そこまでは聞いてないんだ。』

イステル
「そう…ですよね。」

マスター
『実家の収入も、精神的にも心配だね…1度様子を見に行ってみたらどうだい?』

イステル
「私…家に入れないんです…。」

マスター
『?!それはどういう…。』

イステル
「私、本当は独り立ちしたんじゃなくて…父とケンカして、飛び出してきたんです…。」

マスター
『そうだったのかい?!全然気づかなかったよ…。』

イステル
「だから…お母さんと妹は心配だけど…私は帰れない…。」

マスター
『そうか…辛いだろうが…もういいんじゃないか?』

イステル
「けど…!」

マスター
『お母さんとはケンカしたわけじゃないんだろ?』

イステル
「はい…お母さんは父のいいなりで…いつも怯えてました。妹もそうだったから…心配…。」

マスター
『顔を見せるくらいならいいんじゃないか?お母さんも妹さんも喜ぶと思うよ?』

イステル
「そう…ですね…怖いけど帰ってみます。」