共依存の悪魔

「冒険やモンスター討伐に疲れた人たちがホッとするような、癒しの空間を作りたい、かつての私がマスターに救われたように。」

その思いがようやく形になった。

イステル
「はい、お待たせしました。」

マスター
『ありがとう、これを飲まないと1日が寂しくてね。店の調子はどうだい?』

イステル
「賑わってます。マスターがお客さんをたくさん紹介してくれたおかげで。」

マスター
『そりゃあ応援するさ、あんなに頑張ってる姿を毎日見たらね。』

イステル
「この街に来た時は、私がお店をやるなんて考えもしませんでした。」

マスター
『人生、どこで道が見つかるかわからないね…本当に…。』

喫茶店をオープンし、冒険者のみんなを癒す夢を叶えた私には、次の夢が芽生えていた。

イステル
「お母さんとルーシャに来店してもらいたいんです。」

マスター
『去年は大変だったね。話を聞いた限り、共依存の呪いを解くのは難しいんだろう?』