共依存の悪魔

<5年後>

イステル
「長かったような…あっという間だったような。」

この5年間、色々あったけど、一人暮らしは順調。

組合の仕事にも慣れて、低級のモンスター討伐なら数日で完遂できるようになった。

収入も安定してきたし、そろそろ街同士のお使いとか、行商人の護衛とか、中級の依頼を受けても大丈夫かな?

バタバタ!

マスター
『おーい、イステル!来てるかー?』

マスターが私を呼ぶ声?何だか慌てた様子だ。

イステル
「はーい、どうしたんですか?」

マスター
『来ていたか!イステルのお母さんからの手紙を預かってきたんだ。』

イステル
「ありがとうございます、読んでもいいですか?」

マスター
『ああ、急ぎだったらコトだ。』

手紙は紛れもなくお母さんの筆跡。

内容は…お父さんがモンスター討伐に失敗して…殉職…。

それも、お父さんの実力なら負けないであろう低級モンスターに。

イステル
「…そんな…!」