共依存の悪魔

ともかく、これで私は自由。

街まで行って、組合に登録して、依頼をこなして自活するんだ!

お父さんは性格こそ歪んでいたけど、冒険者としての腕は確かだった。

組合からの上級の依頼を難なくこなし、相当稼いでいた。

お父さんと同じ道を辿るのは悔しいけど、同じなのはスタートだけ!

私は私の道を見つけるんだ!



◇◇

<街の組合>

マスター
『よく来たね、噂は聞いてるよ。お父さんに鍛えられた凄腕だってね。』

イステル
「凄腕だなんて…経験浅い初心者です。」

マスター
『謙虚だね、そういうところはお父さんと全然似てな…し、失礼!』

イステル
「大丈夫です、父が常々ご迷惑をおかけしました。」

マスター
『こちらこそ、難しい依頼をたくさんこなしてもらって感謝してるよ。冒険者として登録をご希望かい?』

イステル
「はい、家を出て自活するんです。」

マスター
『そうか…あの小さかったイステルが、いよいよ独り立ちか…わかった!易しい依頼から紹介しよう!』

イステル
「ありがとうございます、頑張ります!」