共依存の悪魔



<とある村>

イステル
「お父さんなんか大ッ嫌い!出ていってやる!!」


『出て行け!二度とウチに入れないからな!!』

イステル
「こんな家、誰が帰ってくるもんか!」

バタン!


『いいか、お前たち!もしオレがいない時にアイツが帰ってきても、絶対に家に上げるなよ?』

クレマ
『イステル…。』

ルーシャ
『お姉ちゃん…。』


『わかったな?!』

ビクッ!

クレマ
『わ…わかりました…。』

私の名前はイステル。

18歳になった春、お父さんとの大ゲンカの末、家を出た。

お父さんと私は、元々そりが合わなかった。

高圧的で、わが子を自分の思い通りに支配したいお父さんと、自分の意見を主張する私はぶつかって当然だった。

お父さんは私と、妹のルーシャに『18歳で独り立ちしろ』としつこく言っていた。

もちろん親としての本音だろうが、仲の悪い私が疎ましかったからでもあるだろう。