「あれ?金橋くん、アヒルのヘアピン付けてる……?」
「そうなの〜!僕のお気に入りっ!」
「へー、可愛いじゃん女子力高めの男子って感じ?」
「いいね〜、私は似合ってると思うよ〜」
お気に入りかぁ、本当に私よりも女の子っぽい、すごいなぁ、見習わないと……!
「あれ?でも昨日つけてなかったよね?」
「あ、えっと…………付け忘れちゃって、僕って少し抜けてるところがあるんだ〜」
たぶん2人も気づいたと思うけど、明らかに動揺してた。
でも詮索するのはダメな気がした。
何か、怖かったから。まだそこに踏み入ってはいけない気がしたから。



