ふと、会話が終わったのか二人が出てくる。
あかりちゃんは前を見ているけど、どこか嬉しそうだった。
なに、その顔。
俺、見たことないよ。
そんなふうに、誰かと話したあとで笑う顔。
その隣を歩く青砥は下を向いていたのに───
気づけば、観葉植物と一体化しているはずの俺と、目が合った。
青砥は無表情で俺を見やったあと、ほんの一瞬だけ視線を止めた。
───まるで、「分かってる」という顔で。
なにも言わずに、その場から立ち去っていった。
……あいつ、いつから気づいてたんだ?
いや違う。
気づいてた、じゃない。
あれ、絶対、最初から見えてただろ。
二人の足音が消えてから、ようやく観葉植物から抜け出した。
あかりちゃんは前を見ているけど、どこか嬉しそうだった。
なに、その顔。
俺、見たことないよ。
そんなふうに、誰かと話したあとで笑う顔。
その隣を歩く青砥は下を向いていたのに───
気づけば、観葉植物と一体化しているはずの俺と、目が合った。
青砥は無表情で俺を見やったあと、ほんの一瞬だけ視線を止めた。
───まるで、「分かってる」という顔で。
なにも言わずに、その場から立ち去っていった。
……あいつ、いつから気づいてたんだ?
いや違う。
気づいてた、じゃない。
あれ、絶対、最初から見えてただろ。
二人の足音が消えてから、ようやく観葉植物から抜け出した。



