転入してから、数日が経った。
教室の空気にも、少しだけ慣れてきた頃。
午後の時間は、どこか緩んでいる。
前の席に座ったまま、私は静かに頬杖をつく。
「澪ちゃん、次体育だよ。バドミントンやるって」
「……うん」
隣からつむぎの声が落ちてきて、少しだけ顔を向ける。
最初に声をかけられた日よりも、その距離はずっと自然になっていた。
気づけば、こうして当たり前のように話しかけられている。
「ねぇ、ばどみんとん? ってどういうの?」
そう聞くと、つむぎが一瞬だけ目を丸くする。
「え、そこから? ……ラケットっていうの使って、羽みたいなの打ち合うの」
「……羽」
「シャトルっていうんだけどね。軽いから、結構飛ぶよ」
私は小さく頷きながら、腕の中の人形を抱き直す。
教室の空気にも、少しだけ慣れてきた頃。
午後の時間は、どこか緩んでいる。
前の席に座ったまま、私は静かに頬杖をつく。
「澪ちゃん、次体育だよ。バドミントンやるって」
「……うん」
隣からつむぎの声が落ちてきて、少しだけ顔を向ける。
最初に声をかけられた日よりも、その距離はずっと自然になっていた。
気づけば、こうして当たり前のように話しかけられている。
「ねぇ、ばどみんとん? ってどういうの?」
そう聞くと、つむぎが一瞬だけ目を丸くする。
「え、そこから? ……ラケットっていうの使って、羽みたいなの打ち合うの」
「……羽」
「シャトルっていうんだけどね。軽いから、結構飛ぶよ」
私は小さく頷きながら、腕の中の人形を抱き直す。



