君の手が動く限り、俺は隣にいたいから

恋愛(学園)

君の手が動く限り、俺は隣にいたいから
作品番号
1777536
最終更新
2026/05/30
総文字数
11,893
ページ数
15ページ
ステータス
未完結
PV数
61
いいね数
0



一枚の紙の中に、
青空があった。


何色もの絵の具。


聞いたこともない変な形の道具。


絵の具が固まったパレット。



全部、君という存在を具現化したもの。





『先輩の、右手にしてほしいんです!』




あの時の俺は、ただ自分のエゴを押し付けていただけ。

君のことなんて、何も考えていなかった。





『人との出会いってのは、
自分を良いようにも、
悪いようにも変えてしまうから』


『先輩には、そんな……
自分を良くも悪くも変えてしまうような、
決定的な出会いがあったんですか?』


そう問うと、
君はやけに悲しそうな目をした。


それでも君は、
そう思わせるような人がいたんだと、教えてくれた。




『凌には凌にしか描けない絵がある。どうか、君だけの絵を描き続けて』



好きとか。


気になるとか。




そういうことじゃないと思ってた。




ただ、見ていたかったんだ。



君が描く、“青空”を───……。




あらすじ
*樺 碧南(かんば へきな)
美術部部員、三年生の少女。
ある絵を見たことがきっかけで、
美術部に入ったと語る。
授業中でも放課後でも、
屋上でひたすら青空の絵を描いている。



*藤代 凌(ふじしろ りょう)
時間にルーズで、遅刻常習犯の問題児少年。
何よりも絵を描くことが苦手。
とある絵を見て美術部に入ることを決意する。

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