「え! 取り調べってなんですか?」
「今日の宴で、王太子殿下のワインに毒が盛られた。ここ最近で一番怪しい動きをしていたのはレーナ、お前だ。毒殺未遂容疑がかかっている」
「私が?!」
レーナは自分が犯人だと疑われているとわかり、大きくかぶりを振った。
「待ってください。私は給仕には関わっていませんし、なにもしていません」
「お前が調理場へ出入りするようになってから事件が起こったんだ。怪しまれても仕方ないだろう。身体と部屋の持ち物をすべて調べ、聞き取りをする」
役人の男が先頭を切って建物の外へ出て行き、レーナも両脇から腕をつかまれたまま連れ出された。
青い小瓶のことを伝えようかと思ったが、今の段階では、中身が毒だとまだたしかめられていない。
「レーナ、忘れ物よ」
マリーザがうしろからレーナに声をかけ、半ば強引に青い小瓶を握らせる。
「なに言ってるの。これはあなたの物でしょ? 引き出しにしまってあったわ」
「私は知らない。レーナが勝手に入れたんでしょ」
「なっ……」
そんなわけない。あれはマリーザの持ち物だ。
それなのに、ここで私に持たせようとするのは、中身が毒だから?
「今日の宴で、王太子殿下のワインに毒が盛られた。ここ最近で一番怪しい動きをしていたのはレーナ、お前だ。毒殺未遂容疑がかかっている」
「私が?!」
レーナは自分が犯人だと疑われているとわかり、大きくかぶりを振った。
「待ってください。私は給仕には関わっていませんし、なにもしていません」
「お前が調理場へ出入りするようになってから事件が起こったんだ。怪しまれても仕方ないだろう。身体と部屋の持ち物をすべて調べ、聞き取りをする」
役人の男が先頭を切って建物の外へ出て行き、レーナも両脇から腕をつかまれたまま連れ出された。
青い小瓶のことを伝えようかと思ったが、今の段階では、中身が毒だとまだたしかめられていない。
「レーナ、忘れ物よ」
マリーザがうしろからレーナに声をかけ、半ば強引に青い小瓶を握らせる。
「なに言ってるの。これはあなたの物でしょ? 引き出しにしまってあったわ」
「私は知らない。レーナが勝手に入れたんでしょ」
「なっ……」
そんなわけない。あれはマリーザの持ち物だ。
それなのに、ここで私に持たせようとするのは、中身が毒だから?



