約束を超えた先で、君を待つ。

「陽太くん……遅いな……」

朝、いつも通り体調を聞くメッセージがきて。学校終わりだろうか。今から行くというメッセージが来ていた。

それからもう、一時間以上経っている。

いつもなら、もっと早く来るはずなのに。

もしかして、昨日のことがあるから来づらいとか? それとも急な用事ができた? また人助けでもしてる? 今度はケガなんてしなきゃいいんだけど。

そんな風に思いながら待っていた。

――すると。

「月音ちゃん!」

「山本さん? そんな焦ってどうしたの……?」

「月音ちゃん……っ」

「山本さん?」

病室の扉から、山本さんが汗だくで走ってきて。

その目から、涙がこぼれ落ちているように見えて。

――なんだか、すごく嫌な予感がする。

「……山本さん、どうしたの?」

「……月音ちゃん。落ち着いて、聞いてね」

ごくり、と。唾を飲み込む。

そして山本さんが話してくれたのは。

「――陽太くんが、事故にあって……」

「……え?」

「ほぼ……即死だった、って……」

「そ、く……し……?」

とても理解できるようなことではなかった。

なに、それ。なに? ……それ。