「どうしよう、うれしすぎて……こんな幸せでいいのかな……」
「いいんだよ。ほら、ケーキ食べようぜ!」
陽太くんは紙皿とフォークを三つずつ用意してくれていて、お母さんが包丁を借りてきてくれた。
「切る前に写真撮りましょう。ほら、陽太くんも」
「え、俺も?」
「もちろん。ほら、月音も笑って」
お母さんに言われて、ケーキを持って陽太くんと写真を撮ってもらう。また一つ、思い出が増えた。
写真を撮った後は、お母さんがケーキを切って取り分けてくれた。
「食べきれない分は山本さんや先生にもわけてもいい?」
「もちろん。みんなで食べた方がうまいからな!」
「ありがとう」
半分以上余ってしまったため、陽太くんに許可をとってナースコールを押す。
そのまま来てくれた看護師さんに箱ごと渡すと、すごく喜んでくれてお祝いの言葉までくれた。
「いただきます」
ようやくケーキを一口食べると、懐かしい甘さが口の中に広がってたまらない気持ちになる。
「おいしい?」
「うん……! この味、懐かしい。ね、お母さん」
「そうね。懐かしくておいしいわね」
わたしもお母さんも涙ぐんでいて、陽太くんだけがにこにこしながらケーキを頬張る。
「うまっ! え、このケーキうま!」
「でしょ? すんごいおいしいの。わたしの大好きなケーキ」
このケーキを陽太くんにも食べてもらえてよかった。
あっという間に完食した陽太くんは、そのままわたしが食べているのをじっと見つめてくる。
「……そんな見られたら恥ずかしいんだけど」
「今日くらいいいじゃん。誕生日なんだから、主役を見とかないと」
「……今日だけだよ」
全くやめてくれる気配がないけれど、ケーキがおいしいのとプレゼントをもらったから今日だけ許してあげることにした。
「いいんだよ。ほら、ケーキ食べようぜ!」
陽太くんは紙皿とフォークを三つずつ用意してくれていて、お母さんが包丁を借りてきてくれた。
「切る前に写真撮りましょう。ほら、陽太くんも」
「え、俺も?」
「もちろん。ほら、月音も笑って」
お母さんに言われて、ケーキを持って陽太くんと写真を撮ってもらう。また一つ、思い出が増えた。
写真を撮った後は、お母さんがケーキを切って取り分けてくれた。
「食べきれない分は山本さんや先生にもわけてもいい?」
「もちろん。みんなで食べた方がうまいからな!」
「ありがとう」
半分以上余ってしまったため、陽太くんに許可をとってナースコールを押す。
そのまま来てくれた看護師さんに箱ごと渡すと、すごく喜んでくれてお祝いの言葉までくれた。
「いただきます」
ようやくケーキを一口食べると、懐かしい甘さが口の中に広がってたまらない気持ちになる。
「おいしい?」
「うん……! この味、懐かしい。ね、お母さん」
「そうね。懐かしくておいしいわね」
わたしもお母さんも涙ぐんでいて、陽太くんだけがにこにこしながらケーキを頬張る。
「うまっ! え、このケーキうま!」
「でしょ? すんごいおいしいの。わたしの大好きなケーキ」
このケーキを陽太くんにも食べてもらえてよかった。
あっという間に完食した陽太くんは、そのままわたしが食べているのをじっと見つめてくる。
「……そんな見られたら恥ずかしいんだけど」
「今日くらいいいじゃん。誕生日なんだから、主役を見とかないと」
「……今日だけだよ」
全くやめてくれる気配がないけれど、ケーキがおいしいのとプレゼントをもらったから今日だけ許してあげることにした。



