約束を超えた先で、君を待つ。

「……そんなこと言うなよ。別れの挨拶みたいじゃん」

「ふふっ、違うよ。感謝を伝えたかっただけだよ」

「それが別れみたいだって言ってんだよ」

「ごめんごめん」

声は不満気なのにわたしを強く抱きしめる陽太くんは、

「……俺は、やっぱりまだ諦めたくねぇ」

そう呟くとさらに力を強くして。

「俺は、諦めねぇからな」

噛み締めるように、そう呟く。

"諦めない"という言葉が、こんなにも胸に重く響くとは思っていなくて。

だめなのに。結果は変わらないのに。

どうしようもなく嬉しくなるの。

やっぱり、陽太くんは太陽みたいな人だ。

わたしの目の前を、明るく照らしてくれるんだから。

そんな姿を見ていたら、思ってしまうの。

"まだ死にたくない"って。

"まだ生きていたい"って。

そう思ってしまう、わたしがいた。