約束を超えた先で、君を待つ。

「それにしても。なんで急に倒れたんだよ」

「それは……わたしもよくわかんない」

「顔色も見てたはずなんだけどな。暗くてよくわかんなかったのかも。ごめんな。気付けなくて」

「なんで陽太くんが謝るの。何も悪くないじゃん」

わたしも、自分でもどうして倒れてしまったのかがわからない。あの時、急に頭がくらっとして気が付けば地面に倒れていて。そして意識を失っていた。

そのまま丸二日。何がどうなっているのか、わたしが一番知りたい。

「陽太くん、前に聞いてきたよね。わたしが何の病気なのかって」

「……うん」

「説明が難しいんだけど……自己免疫の病気って言えばわかるかな」

「自己免疫?」

「そう。簡単に言えば、自分の身体を守ってくれるはずの免疫が、自分の身体を敵とみなして攻撃しちゃう病気なの」

ここまで心配をかけてしまったんだ。何も言わないわけにはいかなかった。

わたしは、三年前に自己免疫系の病気を発症した。それは、自分の免疫が自分自身の細胞や内臓、神経などに攻撃をしてしまう病気。