時刻はすでに十九時半をすぎ、外はもう暗くなり始めている。
いつのまにかこんなにも日が伸びていたんだなと思いつつ、中庭に出るとたくさんの患者さんと面会客がいて驚いた。
「すごいね、めちゃくちゃ混んでる」
「この辺りじゃ一番でかい花火大会だしな。ここから見れるのもあんまり無いだろうし」
「そうだね。見れるところあるかな」
「座れる場所があればいいよな」
面会の延長申請をした人がたくさんいたのだろう、中庭の一番花火が見えやすそうなポイントにはパイプ椅子が並べられていた。
「あ、月音ちゃん。陽太くん」
「山本さんだ」
「あっちに椅子空いてるよ。行っておいで」
「ありがとう」
山本さんに言われた方に向かうと、パイプ椅子がいくつか空いていた。
「ここにしよ」
「うん」
偶然にも一番前の端の席が空いていて、そこに二人で並んで座る。フェンス越しに眺める空は、雲ひとつない快晴。月明かりが綺麗で、これからどれだけ綺麗な花火が見られるのだろうと気持ちがわくわくしてくる。
「もうすぐかな」
「そうだな。今五十分だから、あと十分くらい」
「なんかまた緊張してきた……」
「ははっ、なんでだよ。まぁゆっくり見ようぜ」
「うん」
打ち上げ開始は二十時。あともう少しだ。
いつのまにか空いている席は全て埋まっていて、ガヤガヤと楽しみに待つ声がたくさん聞こえてくる。
いつのまにかこんなにも日が伸びていたんだなと思いつつ、中庭に出るとたくさんの患者さんと面会客がいて驚いた。
「すごいね、めちゃくちゃ混んでる」
「この辺りじゃ一番でかい花火大会だしな。ここから見れるのもあんまり無いだろうし」
「そうだね。見れるところあるかな」
「座れる場所があればいいよな」
面会の延長申請をした人がたくさんいたのだろう、中庭の一番花火が見えやすそうなポイントにはパイプ椅子が並べられていた。
「あ、月音ちゃん。陽太くん」
「山本さんだ」
「あっちに椅子空いてるよ。行っておいで」
「ありがとう」
山本さんに言われた方に向かうと、パイプ椅子がいくつか空いていた。
「ここにしよ」
「うん」
偶然にも一番前の端の席が空いていて、そこに二人で並んで座る。フェンス越しに眺める空は、雲ひとつない快晴。月明かりが綺麗で、これからどれだけ綺麗な花火が見られるのだろうと気持ちがわくわくしてくる。
「もうすぐかな」
「そうだな。今五十分だから、あと十分くらい」
「なんかまた緊張してきた……」
「ははっ、なんでだよ。まぁゆっくり見ようぜ」
「うん」
打ち上げ開始は二十時。あともう少しだ。
いつのまにか空いている席は全て埋まっていて、ガヤガヤと楽しみに待つ声がたくさん聞こえてくる。



