「わたしこれ読んでいいの? その間陽太くんは何してるの? 暇なんじゃない?」
「いや? これを初見で読んでる月音のリアクション見てるから大丈夫」
「何それっ、そんなの全然面白くないじゃん」
「それが面白いんだなあ。ま、いいから読んでみてよ。きっと月音も気に入るから」
「……わかった」
表紙をぺらりとめくると、迫力のある剣を持った扉絵があって。驚いてひっくり返して裏表紙を見てみると、あらすじの下に王道バトルマンガと書かれていて頷いた。
最初は力も弱くて自信もない主人公が、少しずつ周りの人の力を借りて成長して強くなっていく物語。剣の握り方すら知らなかったのに、戦い方を教えてもらって実践で死にかけながらもがむしゃらに頑張って。
そうして、初めての敵を一人で倒せたシーンを見たら、わたしの胸の奥にグンと何かくるものがあった。
読み進める手が止まらなくて、気が付けば集中してページをめくる。あっという間に一巻を読み終えて顔を上げると、嬉しそうににこにこした陽太くんが二巻を持ってわたしに差し出してくれた。
「いや? これを初見で読んでる月音のリアクション見てるから大丈夫」
「何それっ、そんなの全然面白くないじゃん」
「それが面白いんだなあ。ま、いいから読んでみてよ。きっと月音も気に入るから」
「……わかった」
表紙をぺらりとめくると、迫力のある剣を持った扉絵があって。驚いてひっくり返して裏表紙を見てみると、あらすじの下に王道バトルマンガと書かれていて頷いた。
最初は力も弱くて自信もない主人公が、少しずつ周りの人の力を借りて成長して強くなっていく物語。剣の握り方すら知らなかったのに、戦い方を教えてもらって実践で死にかけながらもがむしゃらに頑張って。
そうして、初めての敵を一人で倒せたシーンを見たら、わたしの胸の奥にグンと何かくるものがあった。
読み進める手が止まらなくて、気が付けば集中してページをめくる。あっという間に一巻を読み終えて顔を上げると、嬉しそうににこにこした陽太くんが二巻を持ってわたしに差し出してくれた。



