約束を超えた先で、君を待つ。

「月音には、まだ命が残ってる。まだ生きてる。まだ助かる道があるかもしれない。そんな状況で、俺がいないからってここで諦める? 置いていかないで? そんなの俺が許さない。……言ったろ? 俺、諦めねぇよ。まだ諦めてねぇから。今ここで俺が待ってるなんて言ったら、すぐにこっちに来るつもりだろ。そんなの俺が一番許さねぇよ」

「っ、陽太くんっ……」

「諦めてんじゃねぇよ! 俺だってもっと生きたかったよ! 月音のそばにいたかったよ! 一緒に生きていきたかったよ! 月音を支えたかったよ! でも! もうできねぇんだよ! 俺が! 一番悔しいんだよ! こんなことになって、一番俺が悔しくてたまんねぇんだよ!」

陽太くんが、わたしの肩を掴む手をぎゅっと強くするから、痛いくらいで。

でも、それ以上に陽太くんの感情が心に流れ込んできて。

"もっと生きたかった"

"もっと月音と一緒にいたかった"

"月音を支えたかった"

何よりもほしかった言葉が、胸を抉るように突き刺さる。