「月音。好きだよ。だいすきだよ。一緒にいられなくてごめん。置いてってごめん。すぐ行くって言ったのに、行けなくてごめん。俺が先に死ぬことになって、本当にごめん」
どうして、そんなに優しく笑うの。
どうして、いつも通りの声でわたしの頭を撫でるの。
わたし、こんなに怒ってるんだよ? こんなに苦しんでるんだよ?
それなのに、なんでそんなに幸せそうに微笑んでるの?
「月音、前に言ってくれたよな。俺なら必ず月音のことを待ってるから先に行ったりなんかしないって。……でもごめん。今回ばっかりは、俺は月音を待たない」
「なんっ……やだ! やだよ陽太くん!」
「月音、聞いて?」
過呼吸みたいに、息を吸っても吐いても苦しくて、泣いているのか叫んでいるのかもわからなくて。ただ、陽太くんの声だけに耳を傾ける。
「月音は、しっかり生きて。病気で苦しいと思う。俺がいなくなって、前も向けないし真っ暗な世界かもしれない。だけど、俺は月音に残された時間をちゃんと生きてほしい」
「やだ! やだよ! 陽太くんがいない世界なんて、生きてる意味ないよ!」
「月音!」
肩をガッと掴まれて、怒鳴るように呼ばれて、ヒク、と。息を止める。
どうして、そんなに優しく笑うの。
どうして、いつも通りの声でわたしの頭を撫でるの。
わたし、こんなに怒ってるんだよ? こんなに苦しんでるんだよ?
それなのに、なんでそんなに幸せそうに微笑んでるの?
「月音、前に言ってくれたよな。俺なら必ず月音のことを待ってるから先に行ったりなんかしないって。……でもごめん。今回ばっかりは、俺は月音を待たない」
「なんっ……やだ! やだよ陽太くん!」
「月音、聞いて?」
過呼吸みたいに、息を吸っても吐いても苦しくて、泣いているのか叫んでいるのかもわからなくて。ただ、陽太くんの声だけに耳を傾ける。
「月音は、しっかり生きて。病気で苦しいと思う。俺がいなくなって、前も向けないし真っ暗な世界かもしれない。だけど、俺は月音に残された時間をちゃんと生きてほしい」
「やだ! やだよ! 陽太くんがいない世界なんて、生きてる意味ないよ!」
「月音!」
肩をガッと掴まれて、怒鳴るように呼ばれて、ヒク、と。息を止める。



