ゴースト・ガード~超人気配信グループは男装女子を溺愛中!?~

 ――大丈夫! 私が絶対なんとかする!!
 私は片目をつむって、白銀くんにそのメッセージを伝えた。

『♪君はスターライト 闇を照らす一筋の光』
 曲がサビに入り、私たちは踊りながら華麗にフォーメーションを変える。

『♪世界で一番 眩しい笑顔を見せて』
 1番のサビが終わって会場の熱狂が頂点に達したとき、巨大な悪意の渦がステージを飲み込もうと膨れ上がった。

 ――これは、踊りながら祓うのは無理だ……!!
 全身全霊を込めた拳の一撃じゃないと、どうにもならないレベルの念だ。

 ――でも、ダンスを止めるわけにはいかない……!!

 絶体絶命のピンチに、困り果てたそのとき。
 ステージの天井付近、吹き抜けの空間に、巨大な黒い影――黒い狐がヌッと現れた。

 ――えっ、クロ!?
 私には内緒で、こっそりついてきてたんだ!?

 予想外の登場に驚いたけど、私は歓喜した。
 クロが来てくれたなら、もう安心だ!
 いつもは霊力の節約のためにミニサイズになってるけど、本当のクロはとても大きくて、強いもの!!