「な、なんでいきなり名前で呼ぶのよっ!? あたし、下の名前で呼んでいいなんて一回も言ってないんだけど!?」
「だって、ルネちゃんは私のこと『あげは』って呼んでるじゃない。そろそろ私も呼んでいいかなって。私たち、もう友達でしょ?」
「ともだ……!?」
「え、違った?」
首を傾げると、ルネちゃんはうつむいて、何やらモゴモゴ言って。
それから、顔を赤くしたまま、春宮くんと慧都先輩をキッとにらみつけた。
「なんで笑ってるんですかっ!?」
「いやあ~。微笑ましいな~って」
「うん。岩清水さんって、正直ちょっと苦手だったんだけど。いまの岩清水さんは好きだな。屋上で立切さんの悪口言ったのも、ちゃんと謝ったんだってね?」
春宮くんが笑うと、ルネちゃんは目を丸くした。
「なんで知って……!?」
「立切さんに聞いたから」
「ちなみに、ボクも聞いたよ~。謝れて偉いね、ルネちゃん。玲央も見直したって言ってた」
「~~~っ。あたし、トイレ行ってくるわ! あげは、さっき間違えたとこ、復習しときなさいね!」
ルネちゃんは顔を赤くしたまま逃げていく。
私は慧都先輩たちと顔を見合わせて、三人でくすくす笑った。
――ねえ、ルネちゃん。
私、知ってるんだ。
おとついの夜、ルネちゃんが立切神社に来て、「この前のお願い、やっぱり取り消してください!」って必死にお願いしてたこと。
その様子を目撃してたクロが教えてくれたんだよ。
最初は私のこと、嫌いだったかもしれないけど。
少しは認めてくれたんだって、思ってもいいよね?
「だって、ルネちゃんは私のこと『あげは』って呼んでるじゃない。そろそろ私も呼んでいいかなって。私たち、もう友達でしょ?」
「ともだ……!?」
「え、違った?」
首を傾げると、ルネちゃんはうつむいて、何やらモゴモゴ言って。
それから、顔を赤くしたまま、春宮くんと慧都先輩をキッとにらみつけた。
「なんで笑ってるんですかっ!?」
「いやあ~。微笑ましいな~って」
「うん。岩清水さんって、正直ちょっと苦手だったんだけど。いまの岩清水さんは好きだな。屋上で立切さんの悪口言ったのも、ちゃんと謝ったんだってね?」
春宮くんが笑うと、ルネちゃんは目を丸くした。
「なんで知って……!?」
「立切さんに聞いたから」
「ちなみに、ボクも聞いたよ~。謝れて偉いね、ルネちゃん。玲央も見直したって言ってた」
「~~~っ。あたし、トイレ行ってくるわ! あげは、さっき間違えたとこ、復習しときなさいね!」
ルネちゃんは顔を赤くしたまま逃げていく。
私は慧都先輩たちと顔を見合わせて、三人でくすくす笑った。
――ねえ、ルネちゃん。
私、知ってるんだ。
おとついの夜、ルネちゃんが立切神社に来て、「この前のお願い、やっぱり取り消してください!」って必死にお願いしてたこと。
その様子を目撃してたクロが教えてくれたんだよ。
最初は私のこと、嫌いだったかもしれないけど。
少しは認めてくれたんだって、思ってもいいよね?


