ゴースト・ガード~超人気配信グループは男装女子を溺愛中!?~

 次の日の放課後。
 私は春宮くんと白銀くんと一緒に、駅前にあるレンタルスタジオに向かった。

「ここ知ってるわ。有名な配信者がよく使うスタジオでしょ? 動画に出てたの、見たことある」
 私の隣で、岩清水さんが言った。

「ああ。結構有名なスタジオだけど……なんで岩清水さんがついてきてるの?」
「玲央先輩に許可もらってるも~ん」
 白銀くんの冷たい眼差しも、マイペースな岩清水さんにはどこ吹く風だ。

「玲央先輩、なんで許可出したんだ……」
「まあまあ。賑やかでいいじゃない」
 春宮くんが苦笑しながらフォローを入れた。
 スタジオの廊下で春宮くんたちと別れ、私と岩清水さんは更衣室で着替えた。

「ダッサ! あんた、それ、学校のジャージじゃない!」
 そういう岩清水さんは、オシャレなストリート系ブランドの練習着を着こなしている。
 ピンクで英語のロゴが入った、派手なやつ。
 しかも、ツインテールのリボンまで、服の色に合わせてピンクに変えるという徹底ぶり。

「ダメかな? 動きやすいと思ったんだけど……」
「もー、あんた、相手が誰だかわかってるの!? チャンネル登録者数100万人越えのSEASONよSEASON! 超人気配信者と一緒に練習するんだから、ちょっとはオシャレにも気を遣いなさいよ! 仕方ないわね、これ、あたしの予備だけど貸してあげる! あたしとほとんど身長同じだし、余裕で着れるでしょ!」
 大きなカバンから黄色の服を引っ張り出して、岩清水さんは私の手に押しつけた。