ゴースト・ガード~超人気配信グループは男装女子を溺愛中!?~

「……大丈夫ですかね。なんか……私のせいでこんなことになって、申し訳ないです」
「気にしなくていいよ」
 落ち込んでいる私を見て、白銀くんが慰めてくれた。

「そうそう。別に、悪いことをしたわけじゃないんだからさ」
 春宮くんもそう言ってくれたけど、慧都先輩は苦笑した。

「う~ん。ボクも、あげはちゃんに反省点はないと思うけどさ~。光成は反省したほうがいいかもね~。自分のファンだって言ってくれてる子に、『あげはちゃんのほうが好き』なんて言ったら、傷つくに決まってるでしょ~。アイドルとして、言葉はオブラートに包もうね~」
「……すみません。立切さんのことを悪く言われて、ついむきになってしまいました」
 春宮くんは反省した様子でうつむいた。

「まあ、光成の気持ちもわかるけどね~」
 慧都先輩は春宮くんの肩をポンと叩き、私を見た。

「岩清水さんのことは、玲央に任せとけば大丈夫だと思うよ~。玲央はこれまで、何人ものアンチをファンに変えてきたからね~」
「……でも……」
「そんな顔しないで~。あげはちゃんが悲しい顔をしてると、ボクまで悲しくなるからさ~。さっき深冬が言った通りだよ~。ほら、気にしない、気にしない~」
 慧都先輩は微笑み、私の頭を優しく頭を撫でた。

「……はい」
 慧都先輩の穏やかな微笑みと、温かい手は、まるで魔法のようだ。
 心がふっと軽くなったような気がして、私は小さく笑った。