「あ、あたしのほうがずっと好きなのに……SEASONとして活動し始めたときから、ずっと春宮くんのこと推してたのに……」
みるみるうちに、岩清水さんの目に涙が溜まっていく。
「光成。それって、『女の子として』じゃなくて、『人として』好きなんだよな?」
見かねたらしく、玲央先輩が苦笑しながら言った。
「? はい」
キョトンとして、春宮くんがうなずく。
「うん。天然って怖いわ」
玲央先輩は立ち上がり、岩清水さんに近づいた。
「岩清水さんだっけ? キミがSEASONのファンだってことはわかったよ、ありがとう。でも、オレらのファンだっていうなら、オレらが大事にしてる子のことは大事にしてよ。あげはちゃんのことを見下すような言い方は二度としないで。それと、キリヤの正体があげはちゃんだってことは誰にも言わないで。もし誰かに言ったり、SNSで広めたりしたら、オレはリーダーとしてそれなりの対処をさせてもらうから」
「……はい」
岩清水さんは暗い顔でうつむいている。
大好きな春宮くんに「岩清水さんよりも私のほうがずっと好き」って言われたことが、よっぽどショックだったみたい。
「なあみんな。悪いけど、岩清水さんと二人だけにしてくれる?」
玲央先輩はいつもの軽い笑顔じゃなく、真剣な顔で言った。
「……わかりました」
私は空になったお弁当箱を持ち、他のみんなと一緒に屋上を出た。
みるみるうちに、岩清水さんの目に涙が溜まっていく。
「光成。それって、『女の子として』じゃなくて、『人として』好きなんだよな?」
見かねたらしく、玲央先輩が苦笑しながら言った。
「? はい」
キョトンとして、春宮くんがうなずく。
「うん。天然って怖いわ」
玲央先輩は立ち上がり、岩清水さんに近づいた。
「岩清水さんだっけ? キミがSEASONのファンだってことはわかったよ、ありがとう。でも、オレらのファンだっていうなら、オレらが大事にしてる子のことは大事にしてよ。あげはちゃんのことを見下すような言い方は二度としないで。それと、キリヤの正体があげはちゃんだってことは誰にも言わないで。もし誰かに言ったり、SNSで広めたりしたら、オレはリーダーとしてそれなりの対処をさせてもらうから」
「……はい」
岩清水さんは暗い顔でうつむいている。
大好きな春宮くんに「岩清水さんよりも私のほうがずっと好き」って言われたことが、よっぽどショックだったみたい。
「なあみんな。悪いけど、岩清水さんと二人だけにしてくれる?」
玲央先輩はいつもの軽い笑顔じゃなく、真剣な顔で言った。
「……わかりました」
私は空になったお弁当箱を持ち、他のみんなと一緒に屋上を出た。


