ステージから少し離れた観客席から、大勢のファンの一人として応援する自分と。
ステージの上でスポットライトを浴びて、SEASONと一緒に踊る自分を。
――さあ、どっちがいい?
――そんなの、決まってる。
「…………」
みんなに見つめられて、心臓が、騒ぎ出す。
私、本当に大勢の人の前で踊れるかな?
不安だし、怖い。
みんなの足を引っ張っちゃったらどうしようって、身体が震える。
でも、その一方で、ワクワクドキドキしている自分がいるのも本当だ。
岩清水さんは、神様に「縁を切って」とお願いした。
けれど、目の前のみんなは、私を「もっと近く」へ呼んでくれている。
もっと近くへ――観客席じゃなく、同じステージの上へ!
「……私、精一杯頑張ります。だから、私をみんなと同じステージに立たせてください!」
たちまち、みんなが笑った。
「よっしゃ! じゃあ、今日からダンスの特訓だな!」
「気合入れて行こう、みんな!」
「はいっ!」
そうして、みんなと笑い合っていたとき。
「……嘘でしょ。まさか、あのキリヤが……地味で根暗なあんただなんて!」
岩清水さんの叫び声が聞こえて、私たちは振り向いた。
屋上へとやってきた岩清水さんは怒ったような顔で、スマホを握り締めている。
ステージの上でスポットライトを浴びて、SEASONと一緒に踊る自分を。
――さあ、どっちがいい?
――そんなの、決まってる。
「…………」
みんなに見つめられて、心臓が、騒ぎ出す。
私、本当に大勢の人の前で踊れるかな?
不安だし、怖い。
みんなの足を引っ張っちゃったらどうしようって、身体が震える。
でも、その一方で、ワクワクドキドキしている自分がいるのも本当だ。
岩清水さんは、神様に「縁を切って」とお願いした。
けれど、目の前のみんなは、私を「もっと近く」へ呼んでくれている。
もっと近くへ――観客席じゃなく、同じステージの上へ!
「……私、精一杯頑張ります。だから、私をみんなと同じステージに立たせてください!」
たちまち、みんなが笑った。
「よっしゃ! じゃあ、今日からダンスの特訓だな!」
「気合入れて行こう、みんな!」
「はいっ!」
そうして、みんなと笑い合っていたとき。
「……嘘でしょ。まさか、あのキリヤが……地味で根暗なあんただなんて!」
岩清水さんの叫び声が聞こえて、私たちは振り向いた。
屋上へとやってきた岩清水さんは怒ったような顔で、スマホを握り締めている。



