「さて! あげはちゃんの元気も戻ったところで、本題に入ろうか」
「本題?」
玲央先輩の言葉を聞いた私は、涙を指で拭って顔を上げた。
「実はね。三週間後の日曜日に、近くのショッピングモールでライブをやることになったんだ~」
慧都先輩が近づいてきて、スマホでイベントの告知画像を見せてくれた。
とん、と慧都先輩の腕が、私の腕に軽くぶつかる。
……わ。
慧都先輩と、腕が触れ合っちゃってるよ……!
「三週間後ですね? 絶対見に行きます」
ドギマギしながら自分のスマホを取り上げて、カレンダーに予定を書き込もうとしたとき。
「待って、あげはちゃん。ラストの一曲、キリヤとしてボクらと一緒にステージに立たない~?」
慧都先輩はやんわりと私の手を押さえて、衝撃的なことを言った。
「ええっ!? 私が……ステージに!?」
思わず叫んでしまったけど、驚いてるのは私だけ。
どうやら私を誘ってみようっていうのは、みんなで決めたことみたい。
「うん。キリヤの人気ぶりをみて、お父さんにゲスト出演してもらえないか頼んでほしいって言われたんだ~。ちなみに、歌は歌わなくていいよ~。ボクたちと踊るだけ~。あげはちゃんは運動神経もいいし、ちょっと頑張ってくれたら一曲くらい、余裕で踊れると思うんだよね~」
「…………」
私はただただ、呆然。
「もちろん、無理強いするつもりはないよ~。嫌なら断ってくれて構わないから。そのときは、観客席でみんなと応援してくれたら嬉しいな~」
……観客席でみんなと……。
まだ石像化したまま、私は想像してみた。
「本題?」
玲央先輩の言葉を聞いた私は、涙を指で拭って顔を上げた。
「実はね。三週間後の日曜日に、近くのショッピングモールでライブをやることになったんだ~」
慧都先輩が近づいてきて、スマホでイベントの告知画像を見せてくれた。
とん、と慧都先輩の腕が、私の腕に軽くぶつかる。
……わ。
慧都先輩と、腕が触れ合っちゃってるよ……!
「三週間後ですね? 絶対見に行きます」
ドギマギしながら自分のスマホを取り上げて、カレンダーに予定を書き込もうとしたとき。
「待って、あげはちゃん。ラストの一曲、キリヤとしてボクらと一緒にステージに立たない~?」
慧都先輩はやんわりと私の手を押さえて、衝撃的なことを言った。
「ええっ!? 私が……ステージに!?」
思わず叫んでしまったけど、驚いてるのは私だけ。
どうやら私を誘ってみようっていうのは、みんなで決めたことみたい。
「うん。キリヤの人気ぶりをみて、お父さんにゲスト出演してもらえないか頼んでほしいって言われたんだ~。ちなみに、歌は歌わなくていいよ~。ボクたちと踊るだけ~。あげはちゃんは運動神経もいいし、ちょっと頑張ってくれたら一曲くらい、余裕で踊れると思うんだよね~」
「…………」
私はただただ、呆然。
「もちろん、無理強いするつもりはないよ~。嫌なら断ってくれて構わないから。そのときは、観客席でみんなと応援してくれたら嬉しいな~」
……観客席でみんなと……。
まだ石像化したまま、私は想像してみた。



