ゴースト・ガード~超人気配信グループは男装女子を溺愛中!?~

「えっ? えーと、なんの話をしてたんだっけ? ごめん、聞いてなかった」
「キリヤにゲスト出演してもらって、次の配信でゲーム実況したいっていう話だったんだけど」
「ゲーム実況? ごめん、せっかくのお誘いだけど、私はゲーム下手だから。みんなの足を引っ張っちゃうと思うし、止めとくよ」
 今朝のことがなければ、誘われたことが嬉しくて、話に乗っかっちゃってたかもしれない。
 でも、頭の中では今朝の岩清水さんの声がずっとループしている。

 ――あたしと同じボッチだったくせに、あいつ、いつの間にかSEASONのみんなと仲良くなって……!

 私がSEASONのみんなと友達になったことを、岩清水さんはあんなに妬んでいた。 ひょっとしたら、憎しみすら抱いているかもしれない。
 それなのに、このまま仲良くしてていいのかな……。

「立切さん、体調悪いの? さっきから、全然食べてないし」
 春宮くんは箸を止めて、心配そうな顔をしている。

「ううん、そんなことないよ。元気元気。ちょっと、考え事をしてただけ」
 慌てておにぎりを一口頬張ったけど、味がしなかった。

「うそだね~。あげはちゃん、さっきから一回も目が合わないもん」
 慧都先輩が、私の顔を覗き込んできた。

「いつもなら、ボクらのくだらない話で笑ってくれるのに。今日は一度も笑ってないよ~?」
「え……」
「なんか悩みがあるなら教えてよ。オレたち、友達だろ?」
 玲央先輩が、真剣な目で私を見つめる。

「力になれることがあるなら、なんでも言って。できる限りのことはする」
 白銀くんも、大真面目な顔でそう言ってくれた。