ゴースト・ガード~超人気配信グループは男装女子を溺愛中!?~

「……はい! じゃあ、これからは、友達として、よろしくお願いします!」
 私は心の底から笑った。

「良かったな」
 ずっとボッチだった私を知ってるからか、クロもなんだか嬉しそうだった。

「そうだ、キリヤ。心霊スポット巡りが終わったら何かお礼させてね~っていう話をしたの、覚えてる? お礼、何がいいか決まった~?」
 ふと思い出したような口調で、慧都先輩が問いかけてきた。

 ――あれ?
 と、そこで初めて違和感に気づいた。
 慧都先輩は和臣さんと一緒で、私のことを「キリヤくん」って呼んでたはずなのに、いつの間にか、呼び捨てになってる。
 別に、不愉快じゃない。
 むしろ、友好度が上がった証みたいで、ちょっと嬉しい。

「いえ、お礼はもうもらいました。皆さんと友達になれた、それだけで十分です」
 ニッコリ笑うと、みんなは驚いた顔をした。

「……どうしました?」
「いや。なんでもない」
「うん。なんでもないよ」
 白銀くんと春宮くんは目をそらしてしまった。

 慧都先輩は「いや~。いまのはちょっとクラっとしちゃったかも」なんて言って笑ってる。
 玲央先輩も、なんか気まずそうに頬をかいてるし。

「?」
 みんなの不思議な反応に、私は首を傾げるしかなかった。