ゴースト・ガード~超人気配信グループは男装女子を溺愛中!?~

「キリヤ。おれたちを守ってくれて本当にありがとう」
「今日のキリヤくん、サイコーにかっこよかったよ~。ボクらのヒーローだね~」
 ――ヒ、ヒーロー!?

「キリヤ、ありがとう」
「オレも、感謝してる!」
「どういたしまして」
 私は複雑な気分で頭をかいた。
 みんなが褒めてくれるのは嬉しいけど、本当は、私ひとりじゃ敵わなかった。
 悪霊を祓えたのはクロが力を貸してくれたおかげなんだけど……それを言っても、みんなにはわからないもんね。

「ところで、キリヤ。戦いの最中、なんか変なこと言ってたよな? 『クロ』ってなんのこと?」
「あ、それボクも気になった~」
 慧都先輩に続いて、白銀くんや春宮くんも私を見た。

「えーと……」
 どうしよう。
 話してもいいのかな?
 ――話しても、信じてくれるのかな?
 昔のことを思い出して、ズキン、と胸が痛くなった。
 小学生の頃、私はクロのことを友達に話したことがある。

 でも、信じてくれなくて、「嘘つき」呼ばわりされたんだよね……。
 しかも、「あの子は嘘つきだ」って言いふらされて、最悪だった……。
 迷っていると、白銀くんは私をじっと見て、静かに言った。