ゴースト・ガード~超人気配信グループは男装女子を溺愛中!?~

「ダメ。リーダー特権」
 私は背負われているからわからないけど、どうやら玲央先輩は得意げな顔をしたらしい。

「えー、ずるいでしょ!」
 慧都先輩と白銀くんは不満そうだ。

 ――何がずるいんだろう?
 よくわからないけど、このままじゃ喧嘩になりそうだったから、私は慌てて言った。

「玲央先輩、下ろしてください。もう歩けますから。お礼はもう十分です」
「ダメ~」
 何故か玲央先輩は楽しそうにそう言って。
 結局、和臣さんが待つ車の前に到着するまで、私を下ろしてくれなかった。