ゴースト・ガード~超人気配信グループは男装女子を溺愛中!?~

「私が祓ってやろうか?」
 唇を噛んだ私を見て、クロが冷静に言った。
 実は、私よりもクロの方がずっと強いんだよね。
 だって、クロは神様の使いだもの。
 その気になれば、この巨大悪霊だって一発で祓えちゃうんだよ。

「ううん、私が祓いたい! みんなを守るって約束したもの! お願いクロ、霊力ちょうだい!!」
 私はクロに右の手のひらを向けた。

「仕方ないな」
 クロは右の前足を上げて、私の手のひらに重ねた。
 クロと合わせた手のひらから物凄い霊力が流れ込んできて、身体がカーッと熱くなる。
 私の身体から溢れた霊力が、ビリビリと辺りの空気を震わせる。
 もしかしたら、白銀くんの目には、私が発光しているように見えるかもしれない。

 ――よーし、これならいけるっ!!