ゴースト・ガード~超人気配信グループは男装女子を溺愛中!?~

「え、なんで!? 配信切れたんだけど! 嘘だろ!? いま一番いいとこなのに!!」
 玲央先輩だけが元気に喚いてるけど……あの人のことはもう無視しよう、うん。

「行くよ、クロ!」
 私はクロを肩に乗せたまま走り出した。
 無数の人の顔や手が、私に向かって伸びてくる。
 生ゴミのような酷い悪臭と、冷たい空気が、私の肌をぞわぞわと這い回った。

 ――怖いけど、守るって、約束したもの!!
 霊力と、みんなを守るという強い思いが、私の拳に集まっていく。

 狙うのはただ一点。
 巨大な悪霊の『核』だ。

「せいっ!」
 私は『核』に拳を叩きつけたけど、悪霊はぐねぐねと不気味に動いている。

 ――これ、全然効いてない!?