ゴースト・ガード~超人気配信グループは男装女子を溺愛中!?~

「玲央、言い過ぎ。深冬は玲央のこと心配してるんだよ?」
 見かねたらしく、慧都先輩が口を挟んだ。

「いや、だって。深冬がしつこいから……」
「玲央。いい加減にしろ」
 慧都先輩に本気で睨みつけられ、玲央先輩はビクッと震えた。
 普段は穏やかで優しい人だけど、慧都先輩は怒るとめちゃくちゃ怖い。

「……わかった、言い過ぎたよ、ごめん。だから泣くなって」
 玲央先輩はバツが悪そうに、頭を掻いた。

「泣いてません。先輩には何を言っても無駄みたいですし、もういいです。行きましょう」
 白銀くんは拗ねたように言って、歩き出した。

「白銀くん。大丈夫だよ。私がいるし」
 私は白銀くんの隣に行き、笑った。

「白銀くんの通学路にいた悪霊だって、祓ってみせたでしょう?」
 白銀くんに除霊を頼まれた翌日。
 私はクロを連れ、白銀くんの目の前で悪霊を祓ってみせた。
 でも、あの悪霊は正直、弱かった。
 このトンネルにいる悪霊とは、比べ物にならないくらいに。

「……本当に、大丈夫そう?」
「もちろん。任せといて!」
 私は自信たっぷりにうなずいた。
 本当は自信なんて全然ないけど、不安がってる白銀くんに、そんなこと言えるわけがない。