「ねえ、クロ」
自分の席に戻った後、私は大真面目な顔でクロに呼びかけた。
クロは私の机の上にちょこんと座り、金色の瞳で私を見上げている。
「わかっている。もう学校についてくるなと言いたいのだろう?」
「うん。明日からは一人で登校したい。クロがいると、どうしてもしゃべっちゃうもん。そしてますます変な人だと思われる……!!」
私は慄きながら、両手で顔を覆った。
「……そうだな。あげはももう中学生だ。あまり過保護なのも良くないだろうし、これから私は神社で過ごすことにする」
「ありがとう、クロ!」
「ただし、何か問題があればすぐに呼べよ」
「うん! クロ、大好き!!」
私は両腕でクロを包み込むようにして、頬擦りする真似をした。
クロはいま霊体だから触れないんだけど、それでもめいっぱいの愛情表現をしたかった。
「……見て。また立切さんが一人で何かやってる。こわ……」
「しっ。見ちゃダメ!」
近くの女子グループが何か言ってるけど、聞こえないふりをした。
自分の席に戻った後、私は大真面目な顔でクロに呼びかけた。
クロは私の机の上にちょこんと座り、金色の瞳で私を見上げている。
「わかっている。もう学校についてくるなと言いたいのだろう?」
「うん。明日からは一人で登校したい。クロがいると、どうしてもしゃべっちゃうもん。そしてますます変な人だと思われる……!!」
私は慄きながら、両手で顔を覆った。
「……そうだな。あげはももう中学生だ。あまり過保護なのも良くないだろうし、これから私は神社で過ごすことにする」
「ありがとう、クロ!」
「ただし、何か問題があればすぐに呼べよ」
「うん! クロ、大好き!!」
私は両腕でクロを包み込むようにして、頬擦りする真似をした。
クロはいま霊体だから触れないんだけど、それでもめいっぱいの愛情表現をしたかった。
「……見て。また立切さんが一人で何かやってる。こわ……」
「しっ。見ちゃダメ!」
近くの女子グループが何か言ってるけど、聞こえないふりをした。



