ゴースト・ガード~超人気配信グループは男装女子を溺愛中!?~

「あ、失礼だったかな、ごめん。気にしないで」
「気になるよ。教えて」
 食い下がると、春宮くんは気まずそうに頬を掻いて言った。

「うーん。実はね。正直に言うと……立切さんはちょっと変わった人だと思ってたんだ」
「変わった人? どこが?」
「だって、いつも一人でブツブツしゃべってるでしょ?」
「え……?」
 私は固まってしまった。

 ――いや、一人でしゃべってたわけじゃなくて、クロとしゃべってたんだけど……。

 でも、みんなにクロは見えてないから、一人でブツブツしゃべってたように見えるんだ。

「みんなが言う通り、ちょっと危ない、関わっちゃいけない人なのかなあって思ってたんだよね。そんなことなかったのにね。ごめんね」
「!!!」
 私がボッチだったのは、縁切り神社の娘だからとか、嫌われていたとかじゃなくて、『一人で喋り続けている不気味な女子』だと思われていたから……!?
 凄まじいショックを受けて、私はへなへなと廊下に座り込んだ。