ゴースト・ガード~超人気配信グループは男装女子を溺愛中!?~

 コノエ公園は郊外にある公園だ。
「危ないから」っていう理由で遊具が撤去された結果、誰も寄りつかなくなって寂れちゃった公園。

「もうすぐ11時だな。みんな、準備はいいか?」
 街灯がポツンと灯るだけの不気味な場所でも、玲央先輩は元気いっぱいだ。
 本当に霊がいたとしても、玲央先輩の明るさに浄化されちゃうんじゃないだろうか?

「うん、いいよ~」
「大丈夫です」
「……はい」
 みんなが返事をする中、白銀くんだけテンションが低い。

「大丈夫だよ、白銀くん。ここには何もいないみたいだから」
 私は左肩の上で退屈そうにあくびをしているクロを見て、そう言った。
 神使であるクロは、私より遥かに鋭い感覚を持っている。
 もしも悪霊がいるなら、クロがこんなにリラックスしてるわけないもんね。

「そうなの? 良かった」
「深冬、キリヤくん。おしゃべりはそこまでにしてね~。そろそろ配信始めるよ~」
 スマホをスタンドに固定して、慧都先輩が言った。

「はい」
 私は事前の打ち合わせ通り、四人から少し離れた場所に立った。