ゴースト・ガード~超人気配信グループは男装女子を溺愛中!?~

「すみませんっ。実は、ファンの人たちから悪い念が飛んできてて! 踊りながら祓ってたんです!」
「玲央先輩。立切さんは嘘をついてませんよ」
 白銀くんが立ち上がって、私の傍までやってきた。
 玲央先輩の手をひっぺがし、私を守るように、私の身体の前でまっすぐに左腕を伸ばす。
 私を庇ってくれている白銀くんを見て、胸の奥がジンと熱くなった。

「おれも、踊ってて空気が異常に重いなと思いました。空気が粘土みたいにまとわりついてくるっていうか……すごく嫌な感じがしたんです。でも、立切さんが動くたびに、だんだん軽くなっていったんです。2番のAメロに入ったときに、感じていた重さは全部消えました。あれって、立切さんが念を祓ってくれたからじゃない?」
「あ、ううん。それはクロのおかげなの。巨大化したクロが念を食べてくれたんだ」
「クロって、念を食べることもできるんだ?」
 白銀くんは驚いたような顔をしている。