ゴースト・ガード~超人気配信グループは男装女子を溺愛中!?~

「くう……4人のイケメンが隣の席を巡ってバトルなんて、羨ましい……」
 ルネちゃんは悔しそうな顔で玲央先輩の隣に座った。
 それから、気を取り直したようにスマホを取り上げ、画面を玲央先輩に見せた。

「見てください、玲央先輩。SEASONがトレンドの上位を独占してますよ。ほら、あげはも見て。キリヤがトレンド入りしてる!」
 ルネちゃんは興奮した様子で身を乗り出し、私にスマホを見せてくれた。
 スマホに表示されたSNSのトレンドは、SEASON関連のワードで埋め尽くされている。
『キリヤ』という単語もトレンド入りしていた。

「わあ、本当だ。凄い……」
「ま、あたしのスパルタ指導のおかげだけどね! こうなるのも当然の結果よね!」
 フフンと鼻を鳴らすルネちゃん。
 でも、彼女の瞳は自分のことのように、嬉しそうに輝いている。

「うん、そうだね。観客席で応援してくれたことも、嬉しかったよ、ルネちゃん。ありがとう」
「べ、別に、あんたのためにやったわけじゃないんだから。玲央先輩に恥をかかせたくなかっただけよ!」
 ルネちゃんは慌てたようにそう言って、玲央先輩に視線を戻した。