うーん、私は胸張ってもいいと思うんだけど……。
でもその人にもその人なりの考え方があるし、何とも言えないのが事実。
「あ、私用意してくるね」
なんだか抜け出したくなって、この場から去るようにして机に向かった。
机にリュックを置いた時、かなが入ってきた。
かなは一人、机に向かって歩いていく。
私はそれを目で追っていた。
その様子を他の子は見てるみたいだったけど、そんなの気にしない。
かなが同じクラスにいる。
それだけでもう私は満たされていた。
……まぁ、気軽に話しかけることはできないけど。
「利乃、叶多くん?の方みてるよね?」
「だね、好きなのかな?」
「それよりも先に、多分塾か学校が同じだったんでしょ?」
「あ、それはそう」
なんだかもう女子はグループができ始めてるみたい。
はやっ。



