ねぇ、私の事嫌い?



「それで、気づいたんだけど、僕ダンスはできるけど、歌が壊滅的何だよね」


「う、うん」


かなはとてつもない音痴。

ごめんね、あの別に嫌味じゃないの。


でもカエルの歌さえ棒読みというか、なんか全ての音が外れていて……。


「いや分かってることだから音痴って言われても傷付かないよ?でも、アイドルとなると流石に歌が上手じゃないとだめかなって思ってて」



だから、歌を習いに行っている私を読んだのかな?



「その先生も付いてくれてるんだけど、その人1週間に1回とかしか来れなくって、できれば利乃に教えてほしいっ!」



すごい、必死。

でも私の答えなんて最初から決まっているようなもの。



「いいよ!」


「いいの!?えっと、今日その、僕の部屋に来て教えてくれると嬉しいな」


「もちろん、大丈夫だよ、だって家族旅行嘘なんでしょ?」


「うん、楽しみにしてただろうけど、ごめんね、人気者の利乃には予定がすぐ入るかなって」