私にしか頼めないことってなんだろう。
「利乃、お手伝いしてほしい」
そして現在。
私はおどおどしていた。
お、お手伝いだけじゃ伝わらない……。
でも流石のかなもわかっていたのか補足をしてくれる。
「僕、これからアイドルになるんだけど」
アイドルね……あ、あ、あ、あ、あ、アイドル!?
「おお、さす、が」
「うん、でね」
ちょ、ちょっとストップ!
流さないでー!!!
「どんなグループ?」
私はすかさずに質問した。
「えっと、王子様系?」
「それは置いといて」
「置いとけない!」
私は何とか粘ろうとするけど、かなは軽くあしらってしまう。
「いいの、夢が叶ったんだよ。僕のでね」
もう折れよう。
でもかなは私の質問を切ることが多い。
なんでだろう?
あ、質問しだしたら私はキリがないからだ。
あ、よくわかっておらっしゃる私の事。



