1945年、君を迎えに行く。





「それこそここは杠さんと来るべきなんだよ、鳥海」


「俺はおまえと来たかった。友達と来てもおかしくはないだろ?」


「……まあ」



狙っていない言葉というのは、こうも自分に後ろめたさを与えてくる。

ここまで来たならプリクラの説明だけで済むわけもなく、流れるままに適当なひとつを選んで中に入ってしまった。



「それにしてもゲームセンター、大丈夫なの?音うるさいし、心臓に悪いんじゃ…」


「平気だ」



カシャッ、カシャッ。

シャッター音が響くたびに、画面上に真顔の男女が映る。



「…せめて1枚くらい、笑うか」


「…だね」



せめて、ね。

写真はずっと残るものだから、後世に受け継がれていくなら仏頂面より楽しげに写っていたほうがいい。


ラスト1枚はお互いに思ったより自然な笑顔で。


現像されると、意外にも気に入ったのか優しい顔で手にしていた。