1945年、君を迎えに行く。





「…志緒、」



ここ最近の鳥海はずっとこんな感じで、私の顔色をずっと伺っている。

あんたらしくないと笑ってやりたいけれど、私はそんな気にもなれず。


今も恐る恐るといった面持ちで、名前を呼んできた。



「ひとつ、行きたい場所があるんだ」


「…どこ?」


「このあと行こう」



俺は今日こうして付き合ってやったんだからと先回りされたなら、聞くしかなくなる。

けれどそうはせず、純粋に頼み込んできた。



「………え。場所、あってる?」


「あってる」



どうせ鳥海のことだ。
図書館とか、街の資料館とか。

そういうものだと思ってうなずいた私は、目の前のボックス型の建物を前に……思わず苦笑い。



「プリクラって…」


「…ぷりくら?」


「写真がシールになって出てくるの。女子高生とかカップルたちの大好物」


「…この機械がそうなのか。すごいな」



いや、すごいなって…。

まさかゲームセンターのプリクラコーナーに連れてこられるなんて、考えもしていなかったよこちらは。


これがあんたの行きたかった場所?